奨学金の債務整理方法ー自己破産

沿って | 2020年4月14日
自己破産

債務整理といったら、自己破産のことと思っている人も多いようですが、それくらい自己破産という言葉はメジャーで、おどろおどろしい印象を持っています。

いくつかある債務整理の方法のなかでも、一番インパクトの強い手段なのですが、多額の借金に困っている人には、そのぶんメリットも大きいと思います。

自己破産のメリットデメリット

ご存じだとは思いますが、自己破産はすべての借金をチャラにしてしまう制度です。

なんかこういう言い方をすると軽く感じてしまうかもしれませんが、借金をなかったことにしてもらう代わりに、それなりの制裁を受けることもあります。

では、自己破産にはどんなデメリットがあるのか確認しておきましょう。

  • 免責(借金の責任を免除されること)されるまでは、就けない仕事がある
  • 財産を処分しなければならない
  • ブラックリストに名前が載る
  • 官報に名前が載る

こうしてみると、深刻になるほどの大事ではないと思えますがどうでしょうか?

免責されるまでの約2ヶ月間ほどは、たとえば、弁護士だとか、行政書士、警備員、古物商などの資格が一時的に無効になるので、この間だけは、こういった仕事に就くことはできません。

財産についても、20万円を超える預金や自動車などは、処分の対象になりますが、それ以下なら持っておけます。

ブラックリストというのは、個人信用情報機関のデータベースに事故情報という形で掲載されるものですが、これは他人が見ることはできませんので、人に知られる心配はありません。

奨学金の返済が延滞した時点ですでに、ブラックリストに載っていますから、これはデメリットのうちには入らないかもしれませんね。

官報というのは、国が発行する広報誌で、新しい法律が施行されたなどの記事が書かれている新聞のような形式のものです。一般の人が目にすることはまずありませんし、そもそも入手することも難しいです。

自己破産の間違ったイメージ

よく自己破産をすると、○○できなくなるみたいな話がまことしやかに囁かれたりしますが、ここにはよくある自己破産に関する都市伝説を紹介しておきます。

ここにあげているのは、すべてデタラメですから真に受けないようにしましょう。

  • 戸籍に載る
  • 選挙権がなくなる
  • 会社をクビになる
  • 資格が剥奪される
  • 財産がすべて没収される

自己破産すると、戸籍にその記録が残ると言う人がいます(これ言う人ほんとに多いです)が、まず、戸籍には載りません。

戸籍ではなく市町村が管理する「破産者名簿」という一般には公開されない名簿に一定期間掲載されることは、以前にはありましたが、10年ほど前からこの慣習はなくなりました。

ということで、この手の噂話を信じ込んで、必要以上に自己破産を恐れることのないようにしましょう。

保証人がいないなら自己破産が手っ取り早い整理方法

自己破産をする上で、一番ネックになることは、連帯保証人がいることでしょう。

仮に、自分が自己破産で借金の責任から逃れることができたとしても、まるまる保証人のところへのしかかってくることになります。

保証人がいる場合は、保証人も一緒に自己破産するか、任意整理など他の方法を取る必要があります。

 

自己破産は弱者の武器

しかし、保証人がいない機関保証を利用した場合なら、誰にも遠慮せずに自己破産することができます。

あとは、本人の気持ちの問題で、人によっては「奨学金のおかげで大学を出ることができたのに、それを踏み倒すなんて人として恥ずかしい」と思ってしまう方もいることでしょう。

しかし、はじめから踏み倒そうとして借りたわけじゃないはずですし、命を削ってまで、無理に返さないといけない性質のもではないと個人的には思います。

以前の育英会の時は、今のような強引な取り立てはしていませんでしたが、今の奨学金制度は、明らかに金貸しの論理で運営されています。言い換えれば、商行為です。

自己破産は弱者に与えられた強力な武器ですから、本当に追い詰められているのなら使える制度は利用することです。

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